「チンギス紀」テムジンは史実でも苦労人!?それとも裕福なお坊ちゃんだった!?テムジンを5分で分かりやすく紹介!!

2020年1月31日金曜日

チンギス・ハーン チンギス紀

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こんばんわ。

ニャンコです。

今回はチンギス紀の番外編をお送りしようと思い、当ブログの管理ネコであるボスに相談した所「チンギス紀のことをよく知ってもらうためにも、チンギス・ハーンのことを紹介するのはいいことにゃ。」と大賛成。

ボスの許可が出たので、早速始めていきたいと思います。

今回はチンギス・ハーンの生まれや彼の成長を史実から歴史に詳しくないニャンコが素人目線でわかりやすくまとめた記事になります。

なんで「テムジン紀」じゃないの!?


ニャンコは北方謙三氏が書かれている「チンギス紀」を買って読んだとき、この歴史小説のタイトルに違和感を持ちました。

その理由は主人公・テムジンの名前がタイトルにならず「テムジン紀」と付けられているからです。

どうして「テムジン紀」とタイトルが着けられず、「チンギス紀」と本のタイトルに名付けられているのか。

それはテムジンが後にチンギス・ハーンの名前で世界中に知られることになるからです。

ここからは少しネタバレになります。

テムジンはモンゴル平原の諸部族を統一すると部族の上に立つ君主号として「大カン」を名乗ります。

更に「世界を支配する者」の意味を込めた「チンギス」を付け、チンギス・カンと名乗りを改めることにします(後にチンギス・ハーンとして呼ばれることになり、世界中で知られることに)。

そのため北方謙三氏が執筆している「チンギス紀」のタイトルは後にテムジンがチンギス・カンを名乗るから「チンギス紀」とタイトルを付けていると考えられます。

ここからはテムジンの出生に関して紹介していきたいと思います。

テムジンの出生

テムジンは戦の最中に生まれた珍しい子供です。

テムジンの父・イェスゲイはタタル族の族長を捕えたとき、彼の奥さんであるホエルンのお腹がから誕生。

その後テムジンは父イェスゲイやホエルンらの愛情を受けてすくすと育っていくことになります。

テムジンが父から愛されていた逸話として、テムジンが9歳の頃、父・イェスゲイと一緒にテムジンのお嫁さん探しの旅に出かけています。

このテムジンのお嫁さん探しの旅の時、チンギス紀にも登場しテムジンと仲睦まじい夫婦生活を営んでいるボルテと結婚を約束。

しかしテムジンにとって幸せな青年生活はここで終わりを告げて苦しい生活を余儀なくされます。

苦しい日々を過ごす

テムジンにとって大事件が勃発。

それはテムジンの父・イェスゲイが何者かによって殺害されたことを伝えられます。

テムジンにとって不幸中の幸いだったことは、テムジンがたまたまイェスゲイの領地に帰らず、ボルテの元で生活していたことでした。

そのためテムジンが被害に遭うことなく、母・ホエルンの元へ変えることができます。

しかしイェスゲイがまとめていた領土の民達はほとんどいなくなってしまい、苦しい生活を過ごすことに。

更にキャト氏のライバルであるタイチウト氏がテムジンを捕え抑留。

テムジンとって絶体絶命の危機を救ってくれたのはソルカン・シラらタイチウトに隷属していた者達でした。

テムジンは彼らの協力を得て、なんとか自分の領土へ戻ることができますが、再び危難がかれを襲います。

それはメルキト族の長・トクトアがテムジンの領土を急襲し、テムジンの奥さんであるボルテを捕虜にしてしまいます。

ですが、テムジンの奥さんボルテを救ったのは「チンギス紀」でテムジンの盟友・ジャムカやトオリル・カンがボルテを救出します。

このようにテムジンは「チンギス紀」だけでなく、史実でもかなり苦労を重ねた青年時代を過ごし、決して裕福で楽な人生を過ごしてきたわけではありませんでした。

テムジン紀に登場する人物は史実だった!?

「チンギス紀」でテムジン軍最強のトップ2として活躍している左箭ことクビライ・ノヤンや槍の達人・ジェルメ。

更にテムジンの友人であり、彼の為にいろいろな人材集めや物資の道など多くの事を担当しているボオルチュ。

彼らは「テムジン紀」では活躍していますが、史実では存在していたのか。

気になる方はいらっしゃると思います。

ニャンコがいろいろと調べてみた結果、上記で紹介した人物達は全て史実にも登場し、テムジンの重臣として活躍していました。

史実ではどのようにクビライ・ノヤンやジェルメが活躍していたのでしょうか。

その内「チンギス紀」番外編で紹介していきたいと思いますので、お待ちください。

管理ネコ・ボスからの一言



「歴史小説に登場する人物を紹介するのはいいアイデアではないかなと思うにゃ。」

「今後も今回のように歴史小説に登場する人物が史実にいたのかどうか。
また史実にいたのであればどのような人物であったのかも番外編という形式で紹介していきたいと思うにゃ。」

「それではみなさま。
またお会いしましょう。
さらば!!」


参考文献 岩波書店 小澤重男『元朝秘史』 など

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