こんにちわニャンコです。
「麒麟がくる」では足利義輝(あしかがよしてる)が殺害され、将軍の位が空位のままの状態になっています。
足利義輝の跡を継いで将軍の位に就くのは足利義栄(あしかがよしひで)、足利義昭(あしかがよしあき)と室町幕府の将軍に就任することになりますが、一体どちらの将軍が優れていたのでしょうか。
今回は「麒麟がくる」に登場する二人の将軍の能力の優劣について比較するのではなく、どちら室町幕府を存続する為に力を尽くしてきたのかについて歴史に詳しくないニャンコが分かりやすくまとめて比較したいと思います。
将軍の在位期間が短かった足利義栄
足利義栄は足利義輝が三好三人衆や松永久通(まつながひさみち)達によって殺害された後、室町獏の将軍として就任。
しかし足利義栄は病がちで体が弱かったこともあり、将軍に就任してから半年ほどで亡くなってしまいます。
そのため足利義栄に将軍としての実績がなかったように思われますが、以外にも将軍としての室町幕府の存続のために力を尽くしていました。
足利義栄は室町将軍としてどのように力を尽くしていたのかご紹介したいと思います。
部下を派遣して仲裁を行う
足利義栄は将軍に就任した後、京都の住民と大徳寺(だいとくじ)との間に紛争が勃発。
そこで足利義栄は部下を派遣して朝廷側から派遣された公卿と一緒にこの問題の解決に尽力しています。
また足利義栄は上記の紛争解決に将軍就任に協力してくれた三好家と松永家に伺いを立てることなく、独自で考え行動しています。
このことは足利義栄が室町幕府の将軍として独自で行動している事を表しており、室町幕府の将軍の力を表す同時に室町幕府が存続している事を世間に認めさせた実績の一つとして数えられ、室町幕府の存続に力を尽くしていたと言えるのではないでしょうか
室町幕府最後の将軍・足利義昭は何をしたの?
足利義昭は足利義栄死後、織田信長の協力によって室町幕府の将軍に就任しますが、一体どのようにして室町幕府の存続のために力を尽くした人物なのでしょうか。
この点についてご紹介していきたいと思います。
足利義昭の室町幕府存続の為に力を尽くした実績その1：各地の大名との争いの停止命令を発令
足利義昭は室町幕府の将軍として就任すると各地で争っている戦国大名達へ争いを止めるように命令を出します。
例えば九州の大友家と毛利家の争いを止めて仲良くするように命令を出したり、織田家と北畠家が争いを始めると、織田信長のお願いによって両家の戦いを止めさせる仲介に立っています。
このように足利義昭は室町幕府の将軍として各地の戦国大名の争いを止めさせる事で、日本を治めているのが室町幕府である事を示した実績の一つとして数える事が出来るでしょう。
そして室町幕府が存在している事を示す事で、室町獏の存続に力を尽くしたと言えるのではないでしょうか。
他にも足利義昭は室町幕府の存続のために頑張っていきます。
足利義昭の室町幕府存続のために力を尽くした実績その2：各地の大名を動かす
足利義昭は織田信長の協力を受けて、室町幕府の将軍として就任する事が出来ましたが、織田信長との考えの違いから対立していきます。
織田信長は足利義昭が室町幕府を復活させる事に反対でした。
足利義昭は織田信長の考えを知り、室町幕府を復活させるため、強大な織田家を倒す事を考えます。
しかし足利義昭は織田信長と戦う事の出来る軍事力を持っていなかった為、各地の大名に「織田家を倒す為に力を貸してくれ」と呼びかけます。
足利義昭が呼び掛けた大名は多く、戦国最強と呼ばれた武田信玄や足利義輝に力を貸してくれた上杉謙信、織田信長と敵対していた朝倉義景や浅井長政にも協力を要請。
他にも足利義昭は三好家や松永家に対しても力を貸してくれるように呼びかけます。
各地の大名は足利義昭の呼びかけに応じ(足利義昭の室町幕府の復活の考えに同調したわけではないが…)織田信長と戦う事になります。
足利義昭は織田信長と対決しますが、結果は織田信長を打倒する事が出来ず、失敗に終わり、室町幕府は滅亡してしまうのでした。
しかし足利義昭が権力者に負けず、室町幕府を存続する為に力を尽くしていた事の一つとして数える事が出来ると思います。
足利義栄と足利義昭どちらが室町幕府存続に力を尽くしたの⁉
足利義栄と足利義昭が室町幕府の存続のために力を尽くしてきた実績についてここまでご紹介してきました。
ここからは二人の将軍のどちらが室町幕府の存続に力を尽くしてきたかの比較をしたいと思います。
ニャンコの独断になりますが、足利義昭の方が室町幕府を存続させるために力を尽くしてきたと思います。
その理由の一つとして、室町幕府の復活に反対していた織田信長を倒す為(失敗に終わったが)各地の大名を動かして挑戦した事が挙げられます。
もし足利義昭が織田信長を打倒することに成功していれば、各地の大名に擁立されて室町幕府の再興が出来たかもしれません。
このことを考えるとニャンコは室町幕府を滅亡させてしまいましたが、足利義昭の方が室町幕府の存続のために力を尽くしていたように思えますが、皆様はどのように思いますか。
ニャンコのまとめ
今回は室町幕府の将軍である足利義栄と足利義昭の二人が室町幕府の存続のためにどのようにして力を尽くしてきたかについてご紹介しました。
ここから今回の記事のまとめをご紹介していきます。
「麒麟がくる」足利義栄と足利義昭どちらが優れた将軍だったの!?まとめ
- 足利義栄は室町幕府存続のために、将軍の発言権強化に努めた
- 足利義昭は室町幕府の存続の為、室町幕府の将軍として各地の大名の争いを止めさせた
- 足利義昭は室町幕府の存続の為、室町幕府の復活に反対している織田信長を打倒する為、戦いを挑んだ
- 足利義昭の方が足利義栄よりも室町幕府の存続に力を尽くしていた
以上になります。
「麒麟がくる」では足利義栄・足利義昭の二人が登場することになりますが、どのような実績をドラマで残していくのかこの記事を読んで知っておくと、より面白く「麒麟がくる」を視聴する事が出来ると思いますので、是非ご覧ください。
それではまたニャンコのブログでお会いしましょう。
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