こんばんわにゃんこです。
現在放映中である戦国大河ドラマ「麒麟がくる」。
「麒麟がくる」のコンセプトである「麒麟」は織田信長であったことを皆さんご存知でしょうか。
なぜニャンコは織田信長が平和の象徴である「麒麟」が織田信長を推したのか。
この点について歴史に詳しくないニャンコが史料を参考にしながら、分かりやすくまとめてご紹介していきたいと思います。
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「麒麟」とはいったい何⁉
「麒麟がくる」のタイトルになっている「麒麟」。
この「麒麟」ですが、動物園で見かける「キリン」ではありません。
ではいったい「麒麟」とは一体何なのでしょうか。
Google先生で「麒麟」と調べてみたところ、古代中国の神話に登場した聖獣の事を指すそうです。
また古代中国の思想である儒教の事が書かれている「礼記」によれば「麒麟」は、王が民衆に優しい(仁:諸説あるが)政治を行った時に出現する聖獣であると説明しています。
「麒麟がくる」の【麒麟】は織田信長⁉
上記で「麒麟」について説明させていただきましたが、「麒麟がくる」ではいったい誰が「麒麟」に相応しい人物なのでしょうか。
いまだ「麒麟がくる」では答えが出ていない為、ここからはニャンコの推論になってしまいますのでご了承ください。
ニャンコが考える「麒麟がくる」の「麒麟」は織田信長だと考えます。
比叡山の焼き討ちや長島の門徒宗の殺害事件など多くの残虐事件を残した織田信長ですが、なぜニャンコが織田信長が「麒麟」であると考えるのでしょうか。
その理由は織田信長が「麒麟」の花押を使っていたからです。
なぜ織田信長が「麒麟」の花押を使っていただけで、平和をもたらす象徴である「麒麟」であると言えるのか。
この点について掘り下げていきたいと思います。
織田信長は天下の平穏をスローガンにしていた!?
なぜニャンコは「麒麟」=織田信長であると考えるのか。
この点についてご紹介していきたいと思います。
織田信長は美濃を手に入れた後、ある「麟」の花押を使い始めます。
そしてこの「麟」の花押には織田信長の思いが込められていました。
それは「天下を平穏にする」事です。
ですが、織田信長は天下=日本全国を平穏にすることを目的にしていたわけではありませんでした。
ではいったい「麟」の花押を使って天下の平穏を目標とした織田信長の考える点かとは一体何なのでしょうか。
織田信長が考える天下は畿内の事!!
織田信長は天下=日本全国ではなく畿内=天下であると考えていました。
またこの考えは織田信長だけではなく、戦国大名共通の認識でした。
その証左として織田信長が足利義昭へ送った五か条の覚書があります。
この覚書に織田信長は足利義昭へ「天下は平穏になったのであるから、将軍の仕事である朝廷の行事を円滑にできるようにやってくれ」と書き記しています。
さてこの覚書で着目するべき点は織田信長が「天下を平穏にした」と記している事です。
皆さんは「天下」と言えばどのようにイメージしますか。
多分ニャンコと同じように日本全国をイメージする方が多いと思いますが、実は「天下=日本全国」ではありません。
では「天下」はいったい何を指すのか。
それは「天下=畿内(山城(やましろ):京都・大和:奈良県・摂津(せっつ):大阪府・兵庫県神戸市須磨区以東・河内:大阪府・和泉(いずみ):大阪府東部」です。
なぜこの五つの国=天下なのでしょうか。
畿内=天下である理由は京都が首都であったから
なぜ畿内=天下なのでしょうか。
それは朝廷が京都にあったからです。
そして京都は現在の日本で言う所の首都であり、京都を中心とした山城・大和・摂津・河内
・和泉を首都圏とし、この地域を天下と中世から呼ばれていました。
その為、織田信長も畿内=天下とし、各地の大名も天下=畿内であると認識していました。
その証左として織田信長が奥羽の大名である伊達輝宗に送った書状に「天下は私が足利義昭様に協力して、京都を平穏にし、数年間は天下が平和であったにもかかわらず、各地の戦国大名が足利義昭様をそそのかして為、義昭様が謀反するようになってしまった」と記しています。
上記の書状で織田信長が書き記していた天下は畿内の事であり、京都から遠く離れた伊達家においても天下=畿内であった事がうかがえます。
「麒麟がくる」の「麒麟」は織田信長
上記で織田信長が平和の象徴である「麟」の花押を使って、天下=畿内の平和を確立させていた事をご紹介しました。
この上で織田信長こそ「麒麟がくる」の「麒麟」であると考えますが、皆様はどのように思いますか。
ニャンコのまとめ
今回は「麒麟がくる」の「麒麟」についてニャンコの考えを色々とご紹介しましたが、ここからは今回の記事のまとめをしていきたいと思います。
「麒麟がくる」明智光秀の麒麟は果たして織田信長!?平和の象徴「麒麟」について考えてみた!!
- 織田信長は天下を平穏にする為「麟」の花押を使っていた
- 戦国時代当時の天下は畿内
- 織田信長は天下を平穏にすることに成功していた
- 天下を平穏にすることに成功した織田信長こそ「麒麟がくる」の「麒麟」ではないか
以上になります。
あくまでニャンコの予想ですので、当たっているかどうかは「麒麟がくる」の最終回を楽しみしていただければ幸いです。
このブログでは今回の記事の他にも
それではまた次回もこのブログでお会いしましょう
参考文献 織田信長 ちくま新書など
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