明智光秀を主人公として人気を博していながらも、コロナウイルスの影響で、NHKの大河ドラマ「麒麟がくる」延期になってしまいましたが、8月31日に放映が決定しました。
そんな大人気大河ドラマ「麒麟がくる」には、明智光秀と関りの深い美濃(みの)斎藤家の当主である斎藤道三(さいとうどうざん)。
明智光秀の主君となる織田信長(おだのぶなが)や足利幕府の将軍・足利義輝(あしかがよしてる)などが登場しました。
ですが明智光秀と関わりの深い人物は上記であげた人物以外にも沢山います。
ですが明智光秀と関わりの深い人物は上記であげた人物以外にも沢山います。
例えば明智光秀が織田信長を殺害した本能寺の変の理由として挙げられる四国の覇者・長宗我部元親(ちょうそかべもとちか)。
果たして明智光秀との関係が深い長宗我部元親も「麒麟がくる」に登場するのでしょうか。
今回は長宗我部元親が「麒麟がくる」に登場するのか予想してみました。
今回は長宗我部元親が「麒麟がくる」に登場するのか予想してみました。
- 「外出できなくて暇だな～」
- 「麒麟がくるに登場するかもしれない戦国時代の武将を予習しておこう」
- 「麒麟がくる面白いからこの機に戦国時代の大名に詳しくなりたい」
などを考えている方へ歴史に詳しくないニャンコが分かりやすく長宗我部元親についてまとめた記事です。
カップラーメンの待ち時間や家事の合間などの隙間時間に読んでみてはいかがでしょうか。
明智光秀は織田信長に待ったをかけて「長宗我部元親を説得してきます」と提案。
その後明智光秀は何とか長宗我部元親へ使者を派遣して、彼を説得するため言葉を尽くすのでした。
長宗我部元親っていったい誰なの?
明智光秀と深い関係を持った長曾我部元親ですが、一体どのような人物なのでしょうか。
長宗我部元親は土佐(とさ(現在の高知県))の国の戦国大名です。
彼は戦国大名として君臨するまでは「姫和子(ひめわこ)」と悪口をたたかれていました。
「姫和子」とは軟弱者で、馬鹿者と言う意味です。
しかし「姫和子」こと長宗我部元親は初陣の時、敵兵を槍で倒して見事に戦功を挙げた事から「鬼和子(おにわこ)」と呼ばれるようになり、誰も悪口を言うことなく、父の長曾我部国親(ちょうそかべくにちか)も安心して跡を任せられると安心したそうです。
こうして長宗我部元親は土佐の大名として君臨すると分裂していた土佐を統一し、讃岐(さぬき)・伊予(いよ)・阿波(あわ)などへ出兵し、四国全域に領土を拡。
ではどうして四国のような遠い国の大名である長宗我部元親と明智光秀に接点が生まれることになったのでしょうか。
長宗我部元親と明智光秀の接点とは!?
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| 明智光秀(Wikipediaから引用) |
四国と言う途方もない遠い国の大名である長宗我部元親と近江出身と言われている明智光秀にどのような接点があったのでしょうか。
それは長宗我部元親の奥さんが明智光秀の家来・斎藤利三(さいとうとしみつ)の異父妹(いふまい)である娘が嫁いだ為です。
長宗我部元親は明智光秀の家来・斎藤利三の娘を奥さんにもらった事がきっかけで、斎藤利三の主人である明智光秀と繋がりができます。
そして明智光秀と繋がりができた事で明智光秀の君主である織田信長とも関係を築くことに成功。
長宗我部元親は織田信長から四国を切り取って自分の領土にしていいよと言う言質と元親の長男である弥三郎(やさぶろう)に信長の「信」の字をもらいます。
余談ですが、元親の嫡男・弥三郎は信長からもらった「信」の字と父・元親「親」の字を組み合わせて「信親」と命名されることになります。
話が脇にずれましたが、とにもかくにも長宗我部元親は明智光秀の家来の娘を奥さんにもらった事で、織田信長・明智光秀と接点を持つことになります。
そして明智光秀は家来の斎藤利三の異父妹が長宗我部元親に嫁いでいる関係から、長曾我部元親と織田信長の外交を担当することになります。
長宗我部元親は織田家の外交方針に苦慮
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| 織田信長(Wikipediaから引用) |
長宗我部元親はその後讃岐・伊予・阿波へ勢力を拡大していき、四国を統一も目前に迫っていきます。
しかし織田信長は長宗我部元親が四国に勢力を拡大している状況を踏まえ、今までの外交方針を変更し、阿波の戦国大名・三好家に協力。
そして織田信長は長宗我部元親に対しては四国の領土の内、土佐と阿波の二か国の保有しか認めないと考え、長宗我部元親へ使者を派遣。
そして織田信長は長宗我部元親に対しては四国の領土の内、土佐と阿波の二か国の保有しか認めないと考え、長宗我部元親へ使者を派遣。
長宗我部元親は織田信長から突然、土佐と阿波二か国しか保有してはいけないとの通告を受けて戸惑います。
長宗我部元親との外交を担当していた明智光秀も、織田信長から四国対策の外交方針の突然の変更を知って、びっくりしてしまいます。
明智光秀は織田信長に待ったをかけて「長宗我部元親を説得してきます」と提案。
その後明智光秀は何とか長宗我部元親へ使者を派遣して、彼を説得するため言葉を尽くすのでした。
長宗我部元親を説得!!
明智光秀は長宗我部元親を説得させるため、彼に言葉を尽くして説得を試みます。
また織田信長に対しても長宗我部元親の為に領土保有の拡大をしてくれるように説得。
長宗我部元親は明智光秀の説得を受け、光秀の家来である斎藤利三へ「織田信長殿の意見に従います。」と決断します。
明智光秀は長宗我部元親の決断を喜び、早速織田信長に報告にします。
長宗我部元親を討伐
織田信長は明智光秀から長宗我部元親とのやり取りの報告を聞いた後、「長宗我部元親を滅ぼすことにしたから。よろしく」と伝えられます。
明智光秀は「ちょっと待ってください!!長宗我部元親は殿の言うことを聞いて、領土をしてもいいと言っていたではありませんか。」と反論しますが、織田信長の意見を変えることはできませんでした。
こうして織田信長は三男・織田信孝(おだのぶたか)と丹羽長秀(にわながひで)に四国討伐を命令し、四国へ軍勢を渡航準備をさせます。
明智光秀はせっかく力を尽くして織田信長の厳しい提案を長宗我部元親に納得してもらえるように説得したにもかかわらず、織田信長の気まぐれな一言によって水泡に帰することになりました。
上記で述べていた長宗我部元親の発言ですが、近年発見された石谷家(いしいしがいけ)の書状に保管されていた書状に記載されている物をアレンジして紹介しました。
明智光秀は「ちょっと待ってください!!長宗我部元親は殿の言うことを聞いて、領土をしてもいいと言っていたではありませんか。」と反論しますが、織田信長の意見を変えることはできませんでした。
こうして織田信長は三男・織田信孝(おだのぶたか)と丹羽長秀(にわながひで)に四国討伐を命令し、四国へ軍勢を渡航準備をさせます。
明智光秀はせっかく力を尽くして織田信長の厳しい提案を長宗我部元親に納得してもらえるように説得したにもかかわらず、織田信長の気まぐれな一言によって水泡に帰することになりました。
上記で述べていた長宗我部元親の発言ですが、近年発見された石谷家(いしいしがいけ)の書状に保管されていた書状に記載されている物をアレンジして紹介しました。
本能寺の変の原因の一つ!?
明智光秀が本能寺の変を起こした原因の一つに挙げられるのは、織田信長が四国の外交方針を変化したことが挙げられます。
明智光秀は長年、長宗我部家と織田家が仲良くするために力を尽くしてきましたが、上記のように織田信長がいきなり長宗我部元親を討伐すると決断したことで、怒りを抱えてしまったのでしょう。
明智光秀はこの怒りを心の底にもったまま、謀反を起こす大チャンスが訪れます。
それは織田信長が本能寺に少数の兵士と一緒に泊まっているとの情報をキャッチ。
更に織田信長から織田家当主の位を譲られている長男・織田信忠も本能寺から近い、二条城に居るとの情報を得ます。
明智光秀はこの情報をキャッチすると迷いに迷いますが、織田信長と織田信忠親子を殺害する決意をし、織田信長を殺害したとされています。
※あくまでこれは明智光秀が本能寺の変を起こした理由の一つとしてあげられるもので、確定されている説ではありませんので、ご了承ください。
明智光秀は長年、長宗我部家と織田家が仲良くするために力を尽くしてきましたが、上記のように織田信長がいきなり長宗我部元親を討伐すると決断したことで、怒りを抱えてしまったのでしょう。
明智光秀はこの怒りを心の底にもったまま、謀反を起こす大チャンスが訪れます。
それは織田信長が本能寺に少数の兵士と一緒に泊まっているとの情報をキャッチ。
更に織田信長から織田家当主の位を譲られている長男・織田信忠も本能寺から近い、二条城に居るとの情報を得ます。
明智光秀はこの情報をキャッチすると迷いに迷いますが、織田信長と織田信忠親子を殺害する決意をし、織田信長を殺害したとされています。
※あくまでこれは明智光秀が本能寺の変を起こした理由の一つとしてあげられるもので、確定されている説ではありませんので、ご了承ください。
本能寺の変と長宗我部元親
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| 本能寺で戦う織田信長(Wikipediaから引用) |
明智光秀はその後本能寺に織田信長を奇襲攻撃し、織田家の当主であった織田信忠(おだのぶただ)も殺害します。
織田信長と織田信忠を殺害した事によって四国討伐軍は四国へ渡ることなく、現地に留まることになります。
本能寺の変が起きた事で長宗我部元親は織田軍の四国討伐軍からの攻撃を受ける事無く、何とか危機を回避することが出来ました。
「麒麟がくる」に長宗我部元親は登場するのか!?
いよいよ今回の本題となる「麒麟がくる」に長宗我部元親が登場するのか推測していきたいと思います。
にゃんこの予想ですが、長宗我部元親は「麒麟がくる」に登場すると思います。
その理由は石谷家の書状が近年発見されたことにより、明智光秀が本能寺の変を起こした理由に長宗我部元親が関係している可能性が高いと言われています。
また長宗我部元親は明智光秀の家来を奥さんに迎えているため、明智光秀とかなり深い関係を構築。
これらの事を考慮すれば、長宗我部元親が「麒麟がくる」に登場してもおかしくないと思われます。
もし「麒麟がくる」に長宗我部元親が登場するのであれば、大河ドラマの歴史においてはじめてのことになるので、今後の「麒麟がくる」の展開に要注目ですね。
管理ネコ・ボスの一言
ボス「今回は「麒麟がくる」の主人公・明智光秀との関係が深い、長宗我部元親について紹介したにゃ。
長宗我部元親は某アクションゲームに登場した事により、知名度を一気に上げたにゃ。
でも長宗我部元親がいったい何をした人なのかわからない人も多いと思うので、これを見て長宗我部元親が何をした人物のなのかを少しでも理解してくれれば幸いだにゃ。
それじゃまたにゃ～」
参考文献 「陰謀の日本中世史」など
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