「麒麟がくる」明智光秀が織田信長を討ち取って助かった人は誰!?本能寺の変発生で危機を脱した大名を5分で紹介!!

2020年3月31日火曜日

織田家 麒麟がくる

t f B! P L
明智光秀(Wikipediaから引用)
「麒麟がくる」の主人公であり、本能寺ので織田信長を殺害した明智光秀。

明智光秀が織田信長を殺害した事で助かった大名達がいるのを皆さんご存知でしたか。

今回は
  • 「織田信長が殺害された事で助かった戦国大名が知りたい」
  • 「本能寺の変が起きて生き残ることができた戦国大名って誰だろう」
などの疑問を歴史に詳しくないニャンコがまとめた記事になります。

5分ほどで紹介していくので、カップラーメンの待ち時間や仕事の休憩時間、家事の合間など隙間時間に読んでいただければ幸いです。

織田信長が殺害された事で助かった毛利家

毛利輝元(Wikipediaから引用)

織田信長が本能寺で明智光秀に殺害された事で生き延びることができた戦国大名の毛利家。


毛利家は中国地方の攻略を織田信長から任されていた羽柴秀吉(はしばひでよし)の軍勢にボコボコにされていました。

毛利家の当主・毛利輝元(もうりてるもと)と吉川元春(きっかわもとはる)、小早川隆景(こばやかわたかかげ)らは、軍勢率いて備中高松城(びっちゅうたかまつじょう)へ援軍に向かいます。

しかし備中高松城は羽柴秀吉の水攻めを受けて、兵糧弾薬などが水に濡れてしまい絶望的な状態に。

そのため毛利輝元・吉家元春・小早川隆景は羽柴軍へ最後の決戦をしようと考えていました。

羽柴秀吉も毛利家と最終決戦を行うため、織田信長に援軍を要請。

しかし織田信長は羽柴秀吉の元にたどり着くことなく、明智光秀が本能寺で反乱を起こした為、討ち取られてしまいます。

もし明智光秀が織田信長を殺害しなかったら、織田信長の援軍と羽柴軍の総攻撃を受けて、毛利家は間違えなく滅亡することになったと思います。

このことを考えれば、明智光秀のおかげで毛利家を存続する事ができたと言えるでしょう。

滅亡寸前にまで追い込まれていた上杉家を救ったのは明智光秀

明智光秀が織田信長を殺害した事で助かったのは毛利家だけではありません。

越後(えちご)の大名である上杉家も織田信長が居なくなったことで救われた大名の一人です。

上杉家は上杉謙信が亡くなった後、上杉景勝(うえすぎかげかつ)と上杉景虎(うえすぎかげとら)が、彼の後継者を決めるため争いが勃発。

上杉謙信の後継者になったのは上杉景虎を倒した上杉景勝が謙信の跡を継ぎます。

しかし越後の国は上杉謙信の後継者を決める戦いで疲弊してしまいます。

上杉家は後継者を決める戦いで国中が疲弊している状況の中、北陸の柴田勝家(しばたかついえ)率いる織田軍の大軍が上杉の魚津城に向けて進軍。

上杉景勝は魚津城を助けるために春日山城を出陣します。

しかし信濃(しなの)・上野(こうずけ)方面から織田軍が越後へ向けて出陣。

更に越後で反乱を起こしていた新発田重家も織田軍に協力する姿勢を見せます。

上杉家は南・西・東三方から包囲されている状態でかなり厳しい状況でした。

ですが、明智光秀が本能寺で織田信長を討ったことがきっかけで、越後国内へ向けて出陣していた織田軍が全軍撤退していきます。

上杉家は織田軍が全軍いなくなった事で、何とか生き延びることができるのでした。

もし織田信長が生きていれば、毛利家よりも先に上杉家が滅んでいたでしょう。

そして現在でも愛の前立てで有名な直江兼続も世の中にその名を表すことも無かったと思います。

織田信長がいなくなって四国討伐を免れた長宗我部元親

長曾我部元親(Wikipediaから引用)

織田信長は羽柴秀吉に中国地方の討伐を任せ、柴田勝家に北陸の上杉家討伐を担当させます。

更に織田信長は丹羽長秀(にわながひで)と三男・織田信孝(おだのぶたか)に軍勢を与えて、四国の討伐を命令。

丹羽長秀と織田信孝は軍勢を整えて、四国へ渡航するべくしっかりと準備します。

彼らの軍勢は6月に四国へ向かって渡航しようと計画を立てますが、その前の月に本能寺で織田信長が殺害されたため、四国に渡航するのを中止。

もし織田信長が生きていれば、四国へ向かって織田軍が渡航。

四国統一を目指していた長宗我部元親は織田軍の攻撃と阿波の三好家の残党軍の挟み撃ちを受けて、大きな損害を受けていたかもしれません。

更に中国地方を攻略し終わった羽柴軍が丹羽長秀と織田信孝の軍勢と合流し、長宗我部家が滅ぼされていかもしれません。

これらを考えれば、毛利家・上杉家と同じく、明智光秀によって助けられた大名の一人として数えることができるでしょう。

織田軍に滅ぼされていたかもしれない北条家

北条氏政(Wikipediaから引用)

織田信長は武田家を滅ぼした後、関東の統治を滝川一益(たきがわかずます)に命令。

滝川一益は関東地方を統治するため、各地の大名へ連絡を取りつつ、関東の覇権を握っていた大名・北条家に命令し、北条家が奪った大名の領地を返還するように命令を出しています。

このことから織田信長は滝川一益に関東の統治を任せると共に、関東の覇権を握っていた北条家もいずれ滅ぼそうと考えていたかもしれません。

しかし本能寺の変で織田信長が殺害された事によって、滝川一益の軍勢は乱れ、彼に協力していた豪族達も北条軍の攻撃を受けて離れてしまいます。

こうして滝川一益は関東の地から脱出し居城である伊勢に向かって逃げていくのでした。

※織田信長が北条家を滅ぼそうと考えていたのはニャンコの予想ですので、断定的なことは言えませんが、可能性としてはかなり高いのではないかなと思います。

管理ネコ・ボスの一言



ボス「今回は明智光秀が起こした本能寺の変で助かった大名達を紹介したニャ。

ここで挙げた大名だけではなく、織田家の家来の中にも織田信長が消えた事によって助かったと考えていた人物が多くいるのかもしれないニャ。

次回は織田信長が亡くなった事で織田家中で助かったと思う人でも取り上げてみようかニャ~と考えている今日この頃だにゃ」

参考文献 谷口克広「織田信長合戦全録~桶狭間から本能寺まで」など



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