武田信玄の騎馬隊は小さい馬だらけ!?ポニーに乗って突撃した武田騎馬隊の馬をご紹介

2020年7月10日金曜日

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こんばんわ。

いきなりですが、戦国時代の騎馬隊と言えばどんなイメージをしますか。

戦国時代の騎馬隊と言えば、武田信玄率いる騎馬隊が有名ですが、サラブレッドのような大きな馬に乗った戦国武者達が、敵陣へ突撃するイメージをされる方が多いと思います。

ですが、皆様がされているイメージされている馬とは全然違い、小さな馬に乗って戦場を突撃していました。

本当に戦国時代の武将や大名達は小さな馬に乗っていたのでしょうか。

今回は戦国時代の馬について、歴史に詳しくないニャンコが分かりやすくまとめてご紹介していきたいと思います。

武田信玄が乗っていた馬の大きさは⁉

武田信玄はどのぐらいの大きさの馬に乗っていたのでしょうか。

他にも武田信玄が乗っていた馬は約147㎝と言われております。

現在の競走馬のような大きな馬ではなく、小さな馬に乗っていましたが、戦国時代の大名達が乗る馬の大きさの平均サイズでした。

東北地方の大名であった伊達輝宗は織田信長と仲良くする為、馬をプレゼントしています。

この時伊達輝宗が織田信長へ送った馬の大きさは約153㎝だったそうです。

織田信長や武田信玄などの大名達が乗っていた馬の大きさをご紹介しましたが、一般の騎馬武者も彼らと同じような大きさに乗って戦場を駆け回っていたのでしょうか。

騎馬武者たちが乗っていた馬の大きさは⁉

戦国大名達は偉さを見せつける為、大きな馬に乗っていましたが、戦国時代の馬に乗って戦場を駆け回っていた騎馬武者達も大きな馬に乗っていたのでしょうか。

上杉謙信や武田信玄と激闘を行った北条家。

この北条家の文章の中に「約124㎝~約130㎝の間の馬に乗って戦場へ来るように」と一般の武将達へ送った命令書が残っています。

このことから戦国時代の騎馬隊の多くは北条家と同じような大きさの馬に乗って、戦場を駆け回っていました。

また武田家の館跡から発掘された馬の大きさも北条家の命令書に似た大きさで、約126㎝でしたが、この馬の遺体は丁寧に埋葬されていた為、武田信玄もしくは武田勝頼が乗っていた馬だと言われています。

しかし武田信玄もしくは武田勝頼でも北条家が出した命令書と同じような馬の大きさに乗っていた事を考えると、武田軍の騎馬隊も北条家と同じぐらいの大きさの馬に乗っていた可能性が高いのではないでしょうか。

そして馬の大きさが148㎝以下の馬はすべてポニーに分類されるそうです。

と言うことは、戦国時代の大名や武将達が乗っていた馬はポニーに乗っていたと言うことになり、かわいらしい小さい馬に乗って突撃する様子を想像するとなんだか笑みがこぼれませんか。

小さい馬の方がここすごい⁉

戦国時代の大名や武将達は小さいポニーに乗って突撃していたとご紹介しましたが、やっぱり小さい馬だと大きな馬より能力的に劣っているのでしょうか。

そんなことはありません。

戦国時代の馬は重たい甲冑を着た鎧武者に加え、馬具などを付けて戦場を走り回っていました。

ついでに戦国時代の馬が甲冑武者や馬具などを載せた場合、総重量は約100㎏だそうです。

小さくても戦国時代の馬は現在のポニーのように牧場でのんびり過ごしていたわけではなく、しっかりと訓練され重い物でも平気で運べる強い馬だったのです。

また余談ですが、戦国時代に日本を訪れたオランダ人は「外国の馬よりも日本の馬の方がすごいね~」と言って驚いていたそうです。

編集ネコ・ボスのまとめ


ボス「今回は武田信玄率いる騎馬隊の馬の大きさについてご紹介してきたにゃ。

ここからは今回の記事のまとめをご紹介していくニャ。

武田信玄の騎馬隊は可愛らしい小さい馬!?ポニーに乗って突撃した武田騎馬隊の馬をご紹介まとめ
  • 戦国時代の馬はほとんど現代のポニーと呼ばれる小さい馬に乗っていた
  • ポニーの中でも比較的大きめな馬には大名が乗って、自分の偉さを周りに見せつけていた
  • 戦国時代の馬は総重量100キロほどの物や人を乗せてもしっかり走る凄い馬
以上になります。

馬が小さくても人を乗せて走れるなら、戦国時代のネコも小さいけどとっても速く走って、人間を載せていたかもしれないニャいね。

このブログでは今回紹介した記事以外にも
などの記事も紹介しているからぜひ見てくれにゃ。

それじゃまたニャ~」

参考文献 検証長篠合戦 吉川弘文館など

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