松永久秀の生まれた場所はどこ!?謎多き武将松永弾正の出自をリサーチしてみた!!

2020年6月22日月曜日

松永久秀 麒麟がくる

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こんばんわ。

最近雨が強くてちょっと肌寒くて着る物に困っているニャンコです。

今回は「麒麟がくる」でも登場して有名になった松永久秀の生まれた場所についてご紹介していきたいと思います。
  • 松永久秀はいったいどこで生まれたのか。
今回はこの点について歴史に詳しくないニャンコが分かりやすくまとめていきたいと思います。

生まれた場所がいくつもある松永久秀

松永久秀の生まれた場所は山城(やましろ)の商人説や丹波(たんば)・阿波の武家説など、いくつもの出生説が唱えられております。

上記でご紹介したこれらの松永久秀の生まれた場所説は決定的な決め手に欠けている点が難点でした。

しかし歴史に詳しくないニャンコが色々な史料を読み漁った結果、松永久秀が誕生した有力な情報を入手しました。

松永久秀の出生場所は山城・丹波・阿波(あわ)のどれでもなく、戦国時代の摂津(せっつ)五百住(よすみ)と呼ばれる場所です。

なぜ摂津の五百住が松永久秀が誕生した場所なのか。

この点について参考資料を参照しながら分かりやすくご紹介していきたいと思います。

毛利氏の事を記した「陰徳太平記」が松永久秀が生まれた場所のヒントが描かれている??

中国地方の覇者として戦国時代活躍した毛利氏。

この毛利氏の活躍や実績などを記した「陰徳太平記(いんとくたいへいき)」と呼ばれる書物に松永久秀が「摂津の五百住で生まれた」と記載されております。

このように松永久秀は五百住で誕生したと書かれていますが、「陰徳太平記」が書き記したように五百住で生まれたのでしょうか。

まずは松永久秀が摂津近辺で生まれたのかについてリサーチしてみたいと思います。

松永姓を名乗った連歌師の家系から松永久秀の誕生場所をリサー!!

戦国時代に登場した連歌師・松永貞徳(まつながていとく)は明智光秀の親友であった細川藤孝(ほそかわふじたか)に歌道を学んだ後、連歌師として活躍した人です。

松永貞徳は自分の家の事を詳しく記しておこうと思いつき、自らの家の家系図を作成。

松永貞徳が作成した家系図によれば、元々入江の苗字を名乗り、摂津(せっつ)高槻城(たかつきじょう)の城主として力を持っていた豪族でした。

しかし入江氏は政重の時代に息子である種永に対して「もし武士にならないのなら、入江姓ではなく、母の苗字である松永姓を名乗れ」と言われたため、入江種永の代から松永姓を名乗る事になり、その後松永貞徳・松永尺五も松永姓を名乗っていくことになります。

そして入江政重の母である妙精(みょうせい)は松永の苗字を名乗っており、この妙精が松永久秀の大叔母でした。

この事から妙精の父方が摂津近辺の豪族であれば、松永久秀の生まれた場所が摂津近辺である可能性が非常に高いと思われます。

そして松永久秀の生まれた場所が摂津近辺であり、以前お話した「陰徳太平記」に記されている「摂津の五百住」なのかを調べる為、もう少し深く調べていきたいともいます。

五百住に松永久秀の家があった⁉

松永久秀の生まれた場所が摂津近辺である事を先ほどご紹介しました。

そこでここからは松永久秀の生まれた場所が「摂津の五百住」であるのかを調べてご紹介したいと思います。

松永久秀の生まれた場所が「摂津・五百住」であることを示す証左の一つとして、東五百住にある「松永弾正屋敷」が挙げられます。

この「松永弾正屋敷」は江戸時代以前から存在しており、各書物にも「松永久秀だ生活していた屋敷」と記されております。

このため東五百住に松永久秀が生活していた可能性が高い証拠の一つとして数えられるのではないでしょうか。

高槻に残る松永久秀にまつわる言い伝え

摂津・高槻には松永久秀の伝説がいっぱい残っています。

その一つとして松永久秀が高槻にある本山寺に「葡萄硯(ぶどうすずり)」や「向雁石(こうがんせき)などを寄進したと言われるものです。

松永久秀がこれらを寄進したのは東五百住に居た時だそうです。

余談ですがこの「葡萄硯」はとっても高価な代物で、戦国時代当時希少な代物だったそうです。

このように松永久秀が生まれた場所は「摂津の東五百住」の可能性が近年の研究に示されているのでした。

ニャンコのまとめ

今回は松永久秀が生まれた場所についてご紹介しました。

ここからは今回の記事のまとめについてご紹介していきたいともいます。
  • 松永久秀が生まれた場所は丹波・山城国・阿波の可能性がかなり低い
  • 松永久秀が生まれた場所は摂津の東五百住の可能性が高い
  • 松永久秀が摂津・東五百住誕生の理由その1:松永久秀屋敷がある
  • 松永久秀が摂津・東五百住誕生の理由その2:松永久秀にまつわる言い伝えが多い
以上になります。

このブログでは松永久秀誕生の記事以外にも

参考文献 宮帯出版社「ゆがめられた戦国の共有の実像 松永久秀」など

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