「チンギス紀」の第五巻・絶影は見所がありすぎて、絶影の感想とあらすじを【前編】・【中編】・【後編】の三部作にに分けて紹介しています。
【前編】・【中編】をまだ見ていない方がいれば、こちらからどうぞ。
「チンギス紀が気になっている方へ」第五巻絶影の感想とあらすじ紹介!!5分で分かりやすく解説!!【前編】
「チンギス紀が気になっている方へ」第五巻絶影の感想とあらすじ紹介!!5分で分かりやすく解説!!【中編】
今回は「チンギス紀」の後編をお送りしたいと思います。
5分で読めるように仕上げましたので、カップラーメンの待ち時間などのスキマ時間にサクッと読めますのでどうぞ。
玄翁が残した一つ目の謎が解ける!!
テムジンは3500騎でタルグダイ率いるタイチウト軍15000人に勝利します。
この決戦の時、テムジンはタルグダイの軍勢に加わっていた玄翁を倒し玄翁軍を壊滅させます。
玄翁はテムジンに倒されるとき、一つの謎を残していきます。
それは「テムジン。お前は俺の息子だ」と言った玄翁が言った意味深な発言です。
テムジンはこの謎を解くため、玄翁が残した「お前は俺の息子だ」と言う言葉の真意を確かめる為、母親であるホエルンの元を訪ねます。
テムジンはホエルンへ「私の父親はイェスゲイじゃないんですか。」と質問。
するとホエルンは過去に起きた自分の身の上話を説明。
ホエルンの話は
- イェスゲイに嫁ぐ前にメルキト族に捕まった事。
- メルキト族の族長に辱めを受けた事。
- ホエルンは玄翁によって助けられ、彼に抱かれた事。
- イェスゲイと交わる事無くホエルンがテムジンを出産した事
これら四つの事を淡々とホエルンはテムジンへ説明するのでした。
テムジンはホエルンからこの話を聞いて「自分にはイェスゲイの他にもう一人父親を持っていると考えて生きていきます。」と自分の考えを告げて、ホエルンの元を出ていくのでした。
玄翁が残した「お前は俺の息子だ」と言う謎がここで解かれました。
そしてもうひとつの謎である玄翁の正体についても判明することになります。
玄翁の正体とは!?
玄翁から託された物とは玄翁はテムジンに倒される時「お前の元に一振りの剣が届けられる」と言い残していました。
この玄翁の言葉通り、玄翁を倒してから一ヶ月ほどしたある日の事、テムジンのもとに二人の客が訪れます。
一人は商人の耶律哥(やりつか)と言う人物です。もう一人は物資の輸送を生業とする蕭尤(しょうゆう)と言う人物です。
二人は玄翁から預かっていた剣を渡す前に自己紹介を始めます。
玄翁と玄翁から預かった剣について語る二人耶律哥と簫尤の二人は金国総帥である兀朮(うじゅ)の息子・胡土児(ことじ)について語ります。
胡土児は金国に居られなくなったため、金国の国境を越えてモンゴル平原へ侵入。
その後胡土児はコンギラトの領内の庵に住み、玄翁と名を変えて傭兵の仕事を生業として生活をすることになったそうです。
そして二人は玄翁から託された剣についても話します。
二人が玄翁からテムジンへ送られる剣は「吹毛剣」と呼ばれます。
胡土児こと玄翁が所有する前は梁山泊の二代目棟梁である楊令(ようれい)が持っていました。
楊令亡き後は梁山泊で預かっていたのを梁山泊の九紋竜史進(くもんりゅうししん)が玄翁へ届けたそうです。
そして吹毛剣は楊令から胡土児と持ち主を変えて、テムジンの手に渡されることになります。その後二人は胡土児や梁山泊の事を語った後、テムジンの元を去っていくのでした。
自分探しの旅へ
テムジン軍の精鋭部隊を率いるジェルメの元に一人の男が訪ねてきます。
男の名前はスブタイと言いました。
彼は玄翁の亡き後、玄翁の遺言に従ってジェルメを訪ねてきたそうです。
テムジンはスブタイを臣下として受け入れ、ジェルメの弟にしてしまいます。
その後テムジンはジェルメへ「俺はこれから二月ほど旅に出る。供はお前とボオルチュとスブタイの三人だ」と述べます。
ジェルメは「殿。100騎程護衛をつけてください」と注意。
しかしテムジンは「お前とスブタイが居れば護衛として十分であろうよ。」と言って取り合いませんでした。
数日後、テムジンは四人を連れて楡柳館(ゆりゅうかん)を目指して出発するのでした。
途中でテムジンはケレイト王国を通過する際、トオリル・カンの弟・ジャカ・ガンボと出会います。
ジャカ・ガンボはテムジンと出会うと軽口を叩きあって再会を祝いつつ、その場を離れていきます。
こうしてケレイト王国を超えたテムジンは楡柳館を目指して進んでいくことになります。
梁山泊の元・統括宣凱登場
テムジンは数日をかけて楡柳館に到着。
テムジンを出迎えたのは宣弘(せんこう)と言う人物でした。
テムジンは宣弘へ「吹毛剣と梁山泊について知りたい」と申し出ます。
すると宣弘は驚き、奥に行って一人の老人を連れてきます。
老人の名前は宣凱(せんがい)と言い「元梁山泊の統括をしていた」と自己紹介。
その後宣凱とテムジンは二人で語り合うことになります。
宣凱は吹毛剣の由来や梁山泊の事、中華の物資を担う轟交賈(ごうこうこ)の事などを詳しく語り合います。
テムジンはこうして自分の父だった玄翁こと胡土児の事や吹毛剣、梁山泊の事を知ることになるのでした。
管理ネコ・ボスの感想
ボス「今回は「チンギス紀」絶影の【後編】と題してあらすじを紹介したにゃ。
ここでは「チンギス紀」の感想を言うにゃ。
一番驚いたのは玄翁=胡土児でその息子がテムジンだったことにゃ。
後は胡土児や梁山泊に関係していた人物、そして二代目梁山泊棟梁・楊令の名前も登場してきたにゃ。
これら梁山泊の存在が今後テムジン達にどのような影響を及ぼすのか。
そして吹毛剣を手にしたテムジンはどのようにして草原で己の道を切り開いていくのか。
ますます今後の展開に目を離せなくなるにゃ。
「チンギス紀」を読んでばかりだから寝る時間が無くてもう眠いにゃ。
次回「チンギス紀」第六巻「断金」の感想でお会いしようにゃ。」
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