ニャンコです。
今回は「麒麟がくる」のストーリーで重要な人物になるであろう人をご紹介してきたいと思います。
その人物の名前は織田信長の妹お市の方です。
このお市の方を一言で表すと「超絶美女」の一言に尽きます。
このお市さんがなぜ「麒麟がくる」の重要人物となるのかを探っていきたいと思います。
この記事では
- 「戦国時代の美女・お市さんの事が気になる」
- 「麒麟がくるに登場するのお市!?」
- 「寝る前に読めるブログ記事ないかな」
早速ご紹介していきましょう。
織田信長の妹・お市さんは絶世の美女!?
お市の方は織田信秀の5女として誕生。
お市の方は織田信長と13歳も年が離れた兄弟です。
織田家は、兄・織田信長に似て美形で知られていました。
織田信長は160㎝後半ですらりとして背が高く、戦国時代においてはかなりかっこいい人物だったそうです(織田信長の絵を見る限り、微妙ですが、戦国時代では結構カッコいい方だったのかも)。
また「信長公記」によれば織田信長の弟も美形だったとされております。
と言うことは織田信長の妹であったお市の方もかなりの美少女だったと言われております。
戦国時代系のアプリゲームやマンガでは美女として描かれておりますが、これはお市の方が美女であったと言われている逸話や伝説に基づいて描かれているそうです。
さて絶世の美女として名高いお市の方はすくすくと成長して、近隣では美少女として名高い女性へと変貌を遂げていくのでした。
浅井長政へ嫁ぐ絶世の美女お市
織田信長は美濃(みの)を平定した後、浅井家と織田家が同盟関係を結ぶため、お市の方を浅井長政の奥さんとして送り込むことにします。
浅井家では織田信長の提案を受け入れて織田家と婚姻関係を締結。
織田信長は浅井家と婚姻関係を結べた事がかなり嬉しくて、結婚費用を全額織田家が負担し盛大に結婚式を執り行ったそうです。
こうして織田家と浅井家はお市の方が浅井家に嫁いだことによって同盟関係を結ばれることになります。
この織田と浅井の同盟は「麒麟がくる」でも必ず放映されることになります。
その理由は織田信長が浅井家と同盟を締結した事によって、足利義昭を向かい入れて京都を占領。
その後足利義昭を将軍の位へと復帰させることになるからです。
もし織田家と浅井家が同盟関係を結ぶことが出来なかった場合、足利義昭を将軍の位へ復帰させる事も難しい状況になっていたと思われます。
上記の事を考えるとお市の方が果たした役目はかなり大きく、戦国時代の歴史的に見ても大きな分岐点であったと思われます。
仲の良いオシドリ夫婦の関係が壊れる大事件勃発!?
お市の方は浅井長政と結婚。
二人の仲はかなり良く、現在でいう所のおしどり夫婦のような関係だったそうです。
この二人には戦国時代を動かした茶々姫・お江姫・お初姫の三人の女の子を生んで、仲良く暮らしていたそうです。
そんな二人の仲を切り裂くような大事件が勃発。
その事件とは浅井家と織田家の同盟が破綻した事です。
その理由は織田信長が浅井家と長年同盟関係にあって深い絆を構築していた朝倉家へ無断で攻め入った事です。
浅井家は織田信長と同盟する際、「朝倉家に無断で攻撃しないでほしい。もし朝倉家を責めるなら一言言ってからにしてほしい」と条件を提案していました。
織田信長は浅井家の条件を受け入れて同盟。
しかし織田信長は浅井長政に深い信頼関係を寄せていた為、朝倉家を攻撃しても大丈夫だろうと過信してしまいます。
浅井家では織田信長が約束を守らないで朝倉家へ攻撃した事に対して、浅井家家来達が激怒。
浅井長政は家来や隠居していた父・浅井久政(あざいひさまさ)らの提案を受け入れて織田信長との同盟を破棄します。
その後浅井家は朝倉家と一緒に織田信長と敵対関係を続けていくことになります。
夫・浅井長政死して岐阜に引き取られる
浅井長政はその後織田信長と姉川の戦いをはじめ各地で戦いを行います。
お市の方は夫である浅井長政を支えていきます。
しかし浅井家は織田信長の攻撃を受けて徐々に勢力が減っていき、朝倉家滅亡後に浅井家の本拠地・小谷城(おたりじょう)も陥落。
浅井長政は自害して亡くなってしまいます。
お市の方は夫浅井長政と仲良く暮らした小谷城を三人娘と一緒に脱出して織田家に救助され一命をとりとめます。
その後お市の方は織田信長の兄である織田信包(おだのぶかね)の家で生活していきます。
織田信長はお市やお市の娘たちを手厚くもてなし、おいしい料理や珍しい物などを与えて贅沢な暮らしをさせていたそうです。
織田信長も自らのせいでお市の方の旦那を滅ぼしてしまった後ろめたさや旦那を失くしてしまった妹の不憫さを哀れんだのかなと思われます。
こうして9年の月日が流れた後、お市が再婚を果たすことになります。
織田家の重鎮・柴田勝家と再婚
織田信長は明智光秀の手によって本能寺で亡くなってしまいます。
その後中国地方から神速の速さで帰ってきた羽柴秀吉によって明智光秀が討たれた事により、織田家の混乱は一応収まることになります。
織田家の今後を決める為、羽柴秀吉は清州城に柴田勝家(しばたかついえ)・丹羽長秀(にわながひで)・織田家の兄弟たちを呼び寄せて会議を開きます。
この会議は織田家信長の後継者として織田信忠の嫡男である三法師が継ぐことになり、織田家の諸将への領地分配など様々なことを決めた重要な会議です。
柴田勝家は織田家重鎮であったため、自らが提案したほとんどを採決されなかったため、不満が残った会議でした。
羽柴秀吉は柴田勝家の不満を察し、織田信長の妹で絶世の美女として名高いお市の方を奥さんにしたらどうかと提案。
柴田勝家は羽柴秀吉の提案を受け入れてお市の方を奥さんとして結婚を決意します。
お市の方は36歳。
旦那となった柴田勝家は60歳を超えていたそうです。
おじいちゃんと娘が結婚するような感じでしたが、そのような事は一切関係なく、岐阜城で盛大に二人の結婚式が行われたそうです。
お市の方はおじいちゃんと呼んでもおかしくない年齢の柴田勝家との結婚についてどのように思っていたのか気になる所ではありますが、不満は無かったように思われます。
お市の方は岐阜城から柴田勝家の本拠地である北庄城(きたのしょうじょう)へ移りますが、夫婦仲が悪かったとの史料が残っていない事から、それなりに仲良く生活していた可能性が高いと思われます。
こうして新しい生活を始めたお市の方ですが、その生活も短い期間で終わってしまうのでした。
旦那と共に果てる戦国一の美女・お市の方
柴田勝家は織田家の中で権力を拡大している羽柴秀吉が気に食わず、ついに対決することになります。
柴田勝家は賤ヶ岳(しずがたけ)で羽柴軍とぶつかりますが、柴田軍の中から勝手に戦線を離脱する人物が多く発生した事がきっかけで敗北。
柴田勝家は少ない家来と共に北庄城へ帰還しますが、羽柴軍に抵抗する兵力が残っていなかったため、城を燃やして自害します。
この時お市の方は城へ脱出する事も出来ましたが、旦那である柴田勝家と共に運命を共にし、北庄城と一緒に燃え尽きるのでした。
まとめとお市の逸話をご紹介
今回は絶世の美女として名高いお市の方をご紹介しました。
ここでお市の方の逸話をご紹介して締めくくりたいと思います。
お市の方は織田家と浅井家の同盟が決裂した事を知って、兄を助けるため行動に移ります。
お市の方は朝倉家の領地へ進言している織田信長へ袋の両端を結んだ「小豆の袋」を送ります。
んん!?と送られてきた物を見て首をひねった織田信長ですが、すぐに状況を理解して単騎で戦場から離れていくことになります。
お市の方が織田信長に送った両端を結んだ「小豆の袋」にはこのようなメッセージが隠されていました。
それは小豆の袋の片方は朝倉家を指し、反対側の結び目を浅井家を指しております。
そして小豆が入った袋が織田家になります。
もうお分かりになった方も多いかと思います。
そうです。
小豆の入った袋の両方が締められてしまえば、小豆はどこにも行けなくなります。
と言う事は朝倉と浅井が同盟を結んで織田家を挟撃してボコボコにするぞと言う隠されたメッセージだったのです。
このようなメッセージを浅井家側が知れば、即座にお市の方は処断されてしまう危険性がありました。
しかしお市の方は命の危険性を省みることなく、兄・織田信長に危機を伝えるのでした。
兄思いで絶世の美少女であった妹を持つなんてなんてうらやましいのか。
と織田信長に軽い嫉妬を覚えてしまうニャンコでした。
管理ネコ・ボスの一言
ボス「最近外に出れなくてとっても暇だニャ。
非常事態宣言が出るまではご主人様が仕事に行く前に少しだけ外に出してくれたのに、今は全く外に出してくれなくなってしまったニャ。
はぁ~。
早く家のベランダに出て外を見ながらゴロゴロしたいニャ~!!」とブツブツつぶやくボスでした。
参考文献 毎日コミュニケーションズ「誰も知らなかった江」など
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