「麒麟がくる」稲葉一鉄ってどんな人!?徳川家康を助けた頑固者!!稲葉一鉄の逸話を交えて5分で紹介!!

2020年4月10日金曜日

織田家 麒麟がくる

t f B! P L

こんばんわ。

ニャンコです。

今回は「麒麟がくる」の登場人物の中で面白い人物が居たので紹介したいと思います。

その人物の名前は稲葉一鉄(いなばいってつ)です。

稲葉一鉄のどこが面白いのか。

ここでは
  • 「稲葉一鉄!?誰!?」
  • 「麒麟がくるに稲葉一鉄出てるけどどんな人か知りたい」
  • 「暇つぶしになるウェブサイトなんかないかな」
と思っている方へ向けて書きました。

仕事の合間にさらりと読めるように5分で稲葉一鉄の逸話も含めてご紹介していきたいと思います。


家督を継ぐお坊様



稲葉一鉄は元々稲葉家を継ぐ立場にませんでした。

稲葉一鉄は稲葉家の6男だった為、お坊さんになるべくお寺に入って修行をしていました。

しかし稲葉一鉄のお父さんやお兄ちゃん達が戦で亡くなってしまいます。

そのため稲葉一鉄は修業を打ち切って、稲葉家の家督を継ぐことになります。

斎藤道三の弟子


稲葉一鉄はという名前から察するに武骨者で、武芸以外に興味が無いようにイメージされる方も多いかと思います。

しかし実際の稲葉一鉄は違いました。

稲葉一鉄は茶の湯に優れていました。

更に稲葉一鉄は斎藤道三から茶の湯を直伝されており、斎藤道三の弟子であったのです。

稲葉一鉄は斎藤道三からの直伝の茶の湯の技法を違う人物へ受け継がせていますので、相当な技量を持った人物だったと思えます。

血縁関係を持つ土岐家を見捨てて、斎藤家に仕える


稲葉一鉄は姉が美濃(みの)の大名である土岐家に嫁いでいましたが、姉が土岐家から斎藤道三の元に嫁ぐことになったので、稲葉一鉄も斎藤道三へ仕える事にします。

稲葉一鉄は斎藤道三へ仕えると、尾張(おわり)の織田信秀や織田信長親子らの軍勢と戦い、功績を残していきます。

斎藤道三は稲葉一鉄の功績を認め、褒美として彼の領地を広げてあげます。

その結果、稲葉一鉄は美濃の豪族の中でもかなりの力を持つことになります。

斎藤義龍に味方する!!

稲葉一鉄は斎藤道三と斎藤義龍(さいとうよしたつ)が敵対し、兵士を率いて戦うことになってしまいます。

稲葉一鉄は主である斎藤道三の味方をしないで、斎藤義龍の味方へと加わるのでした。

どうして稲葉一鉄は斎藤道三の味方をしなかったのか。

それは稲葉一鉄が姉の息子が斎藤義龍であり、彼とは親族関係にあったからです。

そのため稲葉一鉄は斎藤道三を見限って斎藤義龍に味方して、斎藤道三と戦うことになります。

斎藤道三と斎藤義龍の戦いは「長良川の戦い」と呼ばれることになり、斎藤義龍が父である斎藤道三を討ち取ってこの戦いに勝利。

そして斎藤義龍が美濃の大名として成り上がることになります。

斎藤義龍死す…美濃に暗雲が立ち込める



斎藤義龍は父を倒し美濃の大名として成り上がることに成功。

その後斎藤義龍は大きな過失を犯すことなく美濃を治めていきますが、突然、斎藤義龍が亡くなってしまいます。

斎藤義龍の死後、彼の跡を継いだのは息子である斎藤竜興(さいとうたつおき)でした。

父や爺様に似ることなく凡庸な君主であった斎藤竜興。

そのため稲葉一鉄は安藤守就(あんどうもりなり)・氏家直元(うじいえなおもと)と一緒に斎藤竜興へ「殿。もっとしゃきっとしてくだされ。シャキッとしたら、しっかり国を治めるように政治をしてくだされ」と注意します。

しかし斎藤竜興は彼らの言うことを聞かないで、のんべんだらりとお酒を飲んだり女性と戯れたり、ダメな家来を側においているどうしようもない君主でした。

そのため斎藤竜興に鉄槌が下されることになります。

稲葉山城陥落!?


稲葉一鉄達が斎藤竜興に注意してから数日後。

稲葉山城(いななばやまじょう)が陥落してしまいます。

稲葉山城は斎藤道三が鉄壁の城塞として築き、織田信秀・織田信長が親子が何でも攻めてきても落とすことができなかった、鉄壁のディフェンスを誇る城でした。

しかしどうしてわけか斎藤竜興の居城であった稲葉山城が落ちてしまったのです。

どうして稲葉山城が落ちてしまったのか。

その原因は安藤守就の婿殿にありました。

戦国時代の天才軍師・竹中半兵衛の知略

安藤守就の娘は竹中家に嫁いでいました。

竹中家は後に羽柴秀吉(はしばひでよし)の二兵衛(にべえ)と言われる天才軍師・竹中半兵衛でした。

竹中半兵衛は安藤守就から斎藤竜興のだらしなさを何度愚痴られており、竜興の目を覚まさせるため一計を考えます。

竹中半兵衛が考えた策略を安藤守就へ伝えます。

すると安藤守就は手を打って喜び、竹中半兵衛に手を貸します。

竹中半兵衛が考えた計略は「稲葉山城に竹中家の者が数人入って、竜興殿の側近達を討ち果たして稲葉山城を見事手に入れて見せましょう。この時舅殿には兵を出してもらって稲葉山城の周りにいてほしいのです」と言う策略でした。

この竹中半兵衛の策略は見事に成功し、斎藤竜興を稲葉山城から逃して占領してしまいます。

その後竹中半兵衛と安藤守就は稲葉山城を一時占拠しますが、君主である斎藤竜興に稲葉山城を返還。

斎藤竜興は稲葉山城に帰りますが、斎藤家の力は以前のように強力な勢力ではなくなっていました。

織田信長に仕えへ決戦の地に!!


斎藤家は織田信長の軍勢の攻撃を受けて滅亡してしまいます。

その前に稲葉一鉄は安藤守就・氏家元直らと一緒に織田家に降伏。

そして稲葉一鉄は織田信長の家臣として加わることになります。

その後稲葉一鉄は織田信長・徳川家康連合軍と共に出陣。

戦う相手は浅井・朝倉連合軍でした。

徳川家康に請われて援軍へ

織田信長は浅井・朝倉連合軍と決戦を行う前、陣形を決めます。

この時織田信長は徳川家康の軍勢が少ない事を心配して「援軍を送るから兵数を言ってくれ」と伝えます。

すると徳川家康は「いいえ。援軍なんていらないです。三河武士の強さを証明しましょう」と拒否。

しかし織田信長は大事な一戦で、兵数が少ない徳川軍が敗北すると全軍壊滅する可能性があるので「徳川殿。そのような事を言わずに援軍を送るから、言ってくれ。大事な一戦なんだ」と再び要請します。

すると徳川家康は「分かりました。では稲葉一鉄殿を貸してください」と頼みます。

織田信長は稲葉一鉄の兵力を徳川軍へ貸し出しますがなお不安が残っており「いいのか。稲葉は1000人しかいないぞ」と口にします。

ですが、徳川家康は「いいえ。大丈夫です」ときっぱりと言い放ち、自分の陣へ戻るのでした。

こうして織田・徳川連合軍は浅井・朝倉連合軍と姉川の地で決戦。

稲葉一鉄は徳川軍の援軍としてこの戦いに参戦するのでした。

織田軍の勝利に貢献


稲葉一鉄は徳川軍と一緒に朝倉軍と決戦。

朝倉軍は徳川軍よりも数が多くすぐに劣勢に立たされてしまいます。

しかし徳川家康は朝倉軍の側面を攻撃した事で、朝倉軍が混乱して崩れていきます。

徳川家康は朝倉軍の側面攻撃する前、稲葉一鉄へ「織田軍が浅井軍の総攻撃を受けて危機的状況に陥っている。あなたはすぐに浅井軍の側面を攻撃するべきだ」とアドバイス。

稲葉一鉄は徳川家康のアドバイスをありがたく受け、徳川軍の戦列から離脱。

その後稲葉一鉄は徳川家康のアドバイス通り、倉庫劇を行っている浅井軍の側面へ突撃します。

この稲葉一鉄の突撃のおかげで浅井軍が怯み、浅井軍が怯んだことにより、織田軍が反撃を行い何とか浅井軍を撃退することに成功するのでした。

まとめと稲葉一鉄の逸話


稲葉一鉄はこのように斎藤家や織田家でもしっかり功績を残した人物でした。

更に稲葉一鉄は茶芸にも優れ供用を持ち、文人としても実力を持った人です。

しかし頑固な一面を稲葉一鉄は持っており、彼の頑固さと彼の名前である「一鉄」を組み合わせ「頑固一徹」と呼ばれる四文字熟語が生まれたそうです。

さて数々の逸話を残した稲葉一鉄は「姉川の戦い」後どうしたのでしょうか。

稲葉一鉄はその後も織田家で着実功績を挙げていきます。

しかし本能寺の変で織田信長が殺害された事で織田家の領土内の安定が崩れます。

稲葉一鉄は美濃に帰っていた為、美濃の豪族たちを集めて明智光秀に敵対する姿勢を見せます。

ですが稲葉一鉄は明智光秀が討伐された事で、織田家の領内が一応の安定を見せた事で独立勢力としての力を手放し、羽柴秀吉に仕える事を決断。

稲葉一鉄はその後羽柴秀吉の家来となり、賤ヶ岳(しずがたけ)の戦いや小牧長久手の戦いで功績を挙げるのでした。

このように斎藤・織田・豊臣三代に仕え、武功を挙げ続けた稲葉一鉄。

戦国武将の中でも戦上手であり、文芸にも秀でた文武両道の頑固者と言えるののではないでしょうか。


管理ネコ・ボスの一言


ボス「今回は稲葉一鉄を紹介したニャ。

俺の野良時代にも頑固者と呼ばれるボスがうちの周りを縄張りにして居たニャ。

だから俺は2週間ほど家出をして、ボスネコと雌雄を決してきたにゃ。

この時の戦いで俺は牙を一本取られてしまったにゃ。

でもボスネコにはきっちりと勝利して家に帰ってきたにゃ。

その時ご主人様はがりがりで弱った俺を見て大喜びしていたニャネ。

懐かしいお話だニャ~」

参考文献 「誰も知らなかった江」 毎日コミュニケーションズなど

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