ニャンコです。
「麒麟がくる」の主人公・明智光秀と親しいシーンが描かれた松永久秀（まつながひさひで）には共通点が幾つかありました。
二人にはどのような共通点があるのか。
この記事では
- 「明智光秀と松永久秀の共通点を知りたい!!」
- 「松永久秀って麒麟がくるに登場するけど何した人なの!?」
5分ほどで読み終わりますので、外出が出来ないこの状況の中で読書としてご覧ください。
松永久秀ってどんな人!?
松永久秀は三好長慶と織田信長の家来でしたが、一体どんな人だったのでしょうか。
一言で彼を表すなら「梟雄（きょうゆう）」です。
「梟雄」の意味は残忍で勇猛な人物という意味です。
本当に松永久秀は「梟雄」に該当するのか順を追ってご紹介していきます。
勇猛な松永久秀
「梟雄」の言葉の一つに「勇猛」のキーワードがありました。
松永久秀は「勇猛」の言葉にぴったりな人です。
「勇猛」の意味は勇ましくて強いことだそうです。
ここからは「勇猛」な松永久秀をご紹介していきましょう。
松永久秀は三好家の家来であった時、大和を支配していた筒井順慶（つついじゅんけい）や三好家で強い力を持っていた三好三人衆達と争ったりと何度も戦っていました。
松永久秀は織田信長の家来になってからも本願寺との戦いや朝倉・浅井の連合軍との戦いなど各地の戦場に出ずっぱりです。
松永久秀は勇猛の言葉にぴったりな人物だったのではないでしょうか。
残忍ではない!?松永久秀
「梟雄」は勇猛と残忍を合わせた複合語です。
松永久秀は「勇猛」な人物でしたが、果たして残忍な人だったのでしょうか。
結論から言いますと松永久秀は「残忍」な人物ではありません。
その証左として松永久秀は巷でいわれている足利義輝（あしかがよしてる）殺害の実行犯ではありません。
そもそも松永久秀は足利義輝殺害に積極的ではなく、消極的であったそうです。
また松永久秀は東大寺（とうだいじ）の大仏に火をつけたとされていますが、この点も真偽が定かではありません。
戦国時代の宣教師であるルイス・フロイスが執筆した「日本史」によれば「三好家に追放されたキリシタンが腹いせに放火した」と記しています。
このことから松永久秀が残忍に該当しない事がお分かりになると思います。
明智光秀と共通点の多い松永久秀
上記で松永久秀の事についてご紹介しました。
ここからは「麒麟がくる」の主人公である明智光秀と松永久秀の共通点をご紹介したいと思います。
松永久秀と明智光秀にはいくつか共通している部分がありました。
松永久秀と明智光秀の共通点その1：戦上手
松永久秀と明智光秀の共通点その1は戦上手な所です。
松永久秀の「勇猛」部分でご紹介した通り、各地で戦を行っていました。
松永久秀は戦において大勝利ばかりではなく、負けてしまった経験もあります。
しかし松永久秀は負けた時も状況を挽回できるよう、適切な策を打って、有利な状況を作り出していました。
明智光秀も松永久秀と同じように本圀寺（ほんこくじ）での戦いや金ヶ崎の撤退戦、本願寺包囲戦、丹波攻略戦など各地の戦で功績を挙げて、織田家の家来中で出世頭として知られるようになります。
このように松永久秀と明智光秀は戦上手の部分で共通しています。
松永久秀と明智光秀の共通点その2：織田信長に気に入られている
明智光秀と松永久秀の共通点その2は織田信長に気に入られていた事です。
松永久秀は2回・織田信長に反乱を起こしています。
しかし一回目は松永久秀が織田信長に自分の城を差し出した事で、許してもらっています。
織田信長は松永久秀が二回目に反乱を起こした時彼が大事にしている茶釜を差し出せば、許してやると言っています。
松永久秀は織田信長の申し出を拒否して城を爆破して亡くなってしまいます。
松永久秀は織田信長に反乱を起こしていますが、許してもらえるような立場にあった（二回目は松永久秀が拒否したので、許されませんでしたが…）事から、織田信長に相当気に入られていた事がうかがえます。
また明智光秀も織田信長に気に入られていました。
明智光秀は織田家に仕えて数年で、いくつもの大名を従わせる司令官としての地位を獲得しています。
明智光秀の才覚が優れていた為、得られた地位ですが、織田信長が明智光秀の才能を認め、気に入っていなければ、司令官まで数年で上り詰めることはできなかったと思います。
織田信長に気に入られている点でも松永久秀と明智光秀の二人は共通点があったと言えます。
松永久秀は「麒麟がくる」の重要人物なのか!?
松永久秀と明智光秀の共通点をまとめると
- 戦上手
- 織田信長に気に入られている
上記二つが松永久秀と明智光秀に共通しています。
さてここからは松永久秀が「麒麟がくる」の重要人物なのかを紹介したいと思います。
ニャンコの予想ですが、松永久秀は「麒麟がくる」の重要人物だと思います。
その理由として「麒麟がくる」の松永久秀は「梟雄」として描かれるからです。
「梟雄」と言えば「麒麟がくる」で明智光秀の君主であり、色々と教えていた斎藤道三も「梟雄」と言われております。
明智光秀は斎藤道三から色々な事を学び取りますが、松永久秀からも斎藤道三と同じように様々な事を教えてもらうのではないでしょうか。
その示唆として史実では明智光秀と松永久秀が親しくしていないにもかかわらず、「麒麟がくる」で親しく話しているシーンを放映したのではないかなと予測できます。
そして明智光秀は松永久秀が織田信長に反乱を起こし、城を爆破して死ぬ様子を見て、反乱を起こす難しさと時期を知るのではないでしょうか。
まとめ
今回は松永久秀についてご紹介しましたのでまとめておきます。
- 松永久秀は勇猛な人物
- 松永久秀は残忍な人じゃなかった
- 松永久秀は「梟雄」と呼ばれる人ではなかった
- 明智光秀と松永久秀は共通点がある
以上になります。
明智光秀と松永久秀の二人は「麒麟がくる」ではあまり交わっていません。
ですが、今後の展開次第では松永久秀が明智光秀の人生を左右するほどの重要な人物として描かれるのではないでしょうか。
参考文献 平凡社 「松永久秀と下剋上（室町の身分を覆す）中世から近世へ」など
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