毎日歴史小説とYouTubeでエヴァの劇場版を楽しんでいるため、運動する機会が減ってだんだん豚へ邁進しているニャンコです。
そんなニャンコが今回ご紹介するのは「麒麟がくる」に登場した足利義輝(あしかがよしてる)です。
足利義輝は「麒麟がくる」に登場した時、一体何をしていた人物なのでしょうか。
明智光秀が主人公なので、足利義輝に関しては情報が不足していると思います。
この記事では
- 「麒麟がくるに登場した頃の足利義輝が何をしていたのか」
- 「足利義輝って強いの⁉」
- 「あれ!?足利義輝ってなんで亡くなったの」
それでは早速ご覧ください。
足利義輝は何をしていたのか
「麒麟がくる」第11話【将軍の涙】で足利義輝は自分の力が不足している事を明智光秀に悲しげに語っているシーンが放映されていました。
足利義輝はこのシーンから何らかの動きをしていた事が分かりますが、どのような事をしていたのでしょうか。
この点についてご紹介していきたいと思います。
全国の大名へ争いをやめるよう呼びかける
足利義輝は第11話の時、幕府の権力を復活させるため、全国の大名へ争いをやめるように命令を出しています。
足利義輝は奥羽の伊達家が内輪で争っている事を知ると、伊達家の内紛をやめさせるため伊達晴宗・伊達稙宗親子に命令書を送付。
また足利義輝は九州の大友家と島津家が争っている事を知って「戦をやめて~」と命令します。
他にも足利義輝は長尾景虎と武田晴信など多くの大名へ戦をやめるように命令書を出します。
しかし足利義輝はそのほとんどが失敗に終わってしまう残念な結果でした。
そのため足利義輝は「麒麟がくる」第11話で明智光秀に嘆いていたと思われます。
そんな足利義輝にとって「ラッキー??」な出来事が発生します。
長年の宿敵・三好長慶の死
足利義輝は長年敵対していた三好長慶(みよしながよし)と和解していましたが、強い軍事力を背景にして三好家の勢力が幕府を操っている状況でした。
しかし足利義輝にとってラッキーな出来事が起きます。
それは三好長慶の死です。
足利義輝は三好長慶が亡くなった事で、三好家の力が弱体化したと判断し、幕府再興のためにどんどん行動していく事にします。
ですが、足利義輝にとって三好長慶が亡くなった事はラッキーではなくデメリットしかありませんでした。
暴挙に出る三好家
三好家は足利義輝が幕府再興のために独自で動き始めた事が、気に入りませんでした。
三好長慶死後、若い三好義継が三好家当主になりますが、三好家を支えていたのは三好家の重臣3人で構成された三好三人衆や松永久秀達でした。
三好三人衆と松永久秀の弟・松永久通(まつながひさみち)はあまり頭が良くない足利義輝の従兄弟・足利義栄(あしかがよしひで)を新しい将軍にしようと考えます。
そのためには足利幕府の将軍である足利義輝が邪魔でした。
そこで三好三人衆と松永久通はとんでもない行動に移るのでした。
三好三人衆達は足利義輝が住んでいる二条御所(にじょうごしょ)へ1万の軍勢で攻撃。
足利義輝は三好三人衆達が攻撃してくるとすぐに逃亡すると思いきや意外な行動に出るのです。
奮戦する剣豪・足利義輝
足利義輝は三好三人衆達が攻撃してくると自ら剣を抜いて戦いを開始。
足利義輝は以前剣豪塚原卜伝(つかはらぼくでん)に剣術を習って、奥義を授かる程の実力を持った剣豪でした。
そのため足利義輝は自ら剣をふるって「バッサバッサ」と敵を斬っていきます。
歴代の足利将軍の中で自ら敵兵の中へ切り込んで戦った将軍は足利義輝だけではないでしょうか。
こうして足利義輝は何人者敵兵を斬り捨てますが、多勢に無勢で三好三人衆や松永久通らの1万の軍勢に勝つことができず、討ち取られてしまうのでした。
まとめと足利義輝のエピソード紹介
「麒麟がくる」に第11話に登場した時の足利義輝についてご紹介しましたので、まとめをさっそくしていきましょう。
足利義輝をまとめると下記のとおりです。
- 足利義輝が嘆いた理由は諸大名が言う事を聞かなかったため
- 三好長慶の強さに幕府復活の為の政策をあまりできなかった事
- 剣豪将軍として多くの敵を倒す実力を持っていた
- 三好三人衆達によって殺害されてしまう。
今回紹介した記事をまとめると以上になります。
最後に足利義輝の逸話についてご紹介したいと思います。
足利義輝は剣術の他に新しいものが大好きな人でした。
例えば火薬と鉄砲を手に入れたり、キリシタンの布教の許可を与えていたそうです。
このことから足利義輝は既存の事よりも新しい物好きな性格であり、幕府権力を強力に手助けしてくれる大名と手を組んでいれば、旧来の組織とは違った新しい幕府を作り出す事ができたかもしれませんね。
参考文献 「室町幕府将軍列伝」など
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